第22回

第22回 沖縄県理学療法学術大会 閉会の挨拶

第22回沖縄県理学療法学術大会閉会のご挨拶

2022年2月12日にオンラインにて開催させていただいた第22回沖縄県理学療法学術大会は、800名を超す皆さまのご参加を賜り、成功裡に閉会させて頂きました。

当学会に関わっていただいたすべての皆さまに厚くお礼申し上げます。
新型コロナウィルス感染症が猛威をふるっていた最中、2021年5月25日に第22回沖縄県理学療法学術大会(以下、本大会)の実行委員会はスタートしました。感染状況が変動する不安定な中、我々実行委員はオンライン会議を中心に議論を進めて参りました。本大会では初の試みとなる「ハイブリッド開催」に向けて鋭意準備を進めていたものの、新型コロナウィルス感染症拡大に伴いオンライン開催へ転換致しました。それに伴い参加者の皆様に会場へご来場いただけなかったのは非常に残念ではありましたが、オンライン開催の特徴を生かしたオンデマンド配信やQ&Aなど、工夫を凝らした大会を開催できたと思います。

本大会のテーマは「臨床と研究の有機的融合」とさせていただきました。研究をテーマに挙げたものの、世界的に見ても医療逼迫など深刻な状況であった沖縄において演題数の大幅な減少も懸念しておりました。しかし、蓋を開けてみると優秀演題4題、一般演題35題と、例年と同程度の演題にご登録いただくことができました。厳しい状況下にも関わらず、研究に励み演題にご登録いただいた先生方には心より敬意を表します。

さて、特別講演には畿央大学の森岡周教授をお招きし、「臨床と研究の有機的融合に向けて」という内容でご講演を賜りました。臨床研究に携わるすべての方の背中を押していただける、大変有意義な時間になったのではないでしょうか。シンポジウムでは「臨床と研究の展望~どのように臨床に活かしていくか~」と題し、4名のシンポジストの先生方がそれぞれのお立場から、臨床研究を進めるための具体的な行動アクションをお示しいただけたと思います。さらに、特別合同企画として日本理学療法士協会斉藤秀之会長や半田一登前会長、小川克巳理事にもご登壇いただき、新生涯学習制度の意義や今後の展望について熱く語っていただきました。各プログラムともにテーマに沿った力強いメッセージを頂戴できたことを大変嬉しく思います。

最後になりますが、本大会が皆様の臨床や研究活動、さらには卒前卒後教育に少しでもお役立ていただけると幸甚です。来年こそは会場でお会いできることを、実行委員一同楽しみにしております。是非お会いしましょう。

2022年3月1日

第22回沖縄県理学療法学術大会 実行委員一同

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